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未来予測2040―よりよい社会の実現を目指して―

電通総研Quality of Societyセンターは、「社会の質」という観点から、2040年に向けた日本社会の課題とその対策についてのレポート「未来予測2040-よりよい社会の実現を目指して-」を定期的に発表してまいります。第1弾は気候変動、地域コミュニティ、AIによる影響を取り上げます。

本レポート発表の背景

日本は2040年に人口構造の転換点を迎えます。いわゆる「2040年問題」です。人口はおよそ1億1,100万人まで減少し、社会保障費の負担は約190兆円に増大すると見込まれています(2018年時点)※1。2040年を迎えるまでの十数年間、私たちを取り巻く環境や生活はいかに変化するのでしょうか。未来の社会情勢が悪化するのであれば、それを回避、もしくは影響を緩和するために私たちが今できることは何でしょうか。

予測は未来を断定するものではありません。しかし、起こる確率が高いと推測される以上、今からリスクマネジメントする必要があるといえます。2040年を迎える前に私たちが今からできることを提言したい、これが本レポート発表の背景となります。

  • ※1「令和2年版厚生労働白書」を参照

    「社会の質」を構成する四つの要素

    電通総研Quality of Societyセンターでは「社会の質」を捉えるための枠組みとして、「社会のベース」「社会関係資本」「インクルージョン」「社会の活力」の四要素を独自に定義しています。本レポートではこれら四つの要素を軸にテーマ設定をおこないました。

    第1弾(2026年発表)に取り扱うテーマ

    毎年外部環境の分析をおこない、日本社会の持続性における重要度やニーズを考慮し、四要素ごとにレポートで取り扱うテーマを決定します。2026年に注目するテーマは以下の通りです。
    【社会のベース】気候変動とメンタルヘルス
    気候変動に関連する気温上昇や災害がもたらす人びとの暮らし方、働き方の変化。特に、メンタルヘルスについて。
    【社会関係資本】地域社会における「結」
    人口減少や価値観の多様化により地縁・血縁のつながりが弱まる中での、地域社会における新たな関係性や支え合いのあり方。 
    【インクルージョン】AI普及による社会構造への影響
    AIが生活や社会制度の基盤として組み込まれることによる意思決定のあり方と、評価や機会配分などを通した社会構造への影響。 
    【社会の活力】AIネイティブ世代の好奇心
    AI活用が身近なAIネイティブ世代における、好奇心そのものの変容とその影響。


    未来予測に当たっては、研究員による仮説を検討した後、その領域の識者にインタビューをおこないました。それらを基に、2040年までの変化と課題、私たちの生活への影響、求められる対策を研究員が整理しています。今回の四つのテーマでは12名の識者の方にご協力いただきました。

    レポート

    「未来予測2040―よりよい社会の実現を目指して―Vol.01」のダウンロードはこちら

    プロフィール

    岡田 芳樹

    おかだ・よしき

    研究員/プロデューサー

    1986年東京都生まれ。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科修了。政策シンクタンク、公立小学校教員、金融系シンクタンクを経て現職。主な研究テーマは「教育社会学」「感情社会学」「戦略(インテリジェンス/コミュニケーション)」。

    齋藤 亮

    さいとう・りょう

    研究員/プロデューサー

    静岡県静岡市生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、(公財)日本生産性本部を経て2025年より電通総研。主な研究テーマは「地域」「人材育成」「コミュニティ」。産官学との豊富なネットワークと、地域活性化・人材育成に関するプログラム企画の経験を生かして研究活動をおこなう。法政大学大学院政策創造研究科修了(政策学修士)、社会教育士。

    座間味 和

    ざまみ・のどか

    研究員/プロデューサー

    1987年沖縄県生まれ。2022年にISIDビジネスコンサルティング(現・電通総研)に入社。戦略コンサルタントとして、企業の事業構想策定および戦略立案、実装支援に従事。2026年より現職。テクノロジーに関わる人の感情や行動変容に関心をもち、主な研究テーマは「感情とAI」「ウェルビーイング」。

    中川 真由美

    なかがわ・まゆみ

    主任研究員/チーフプロデューサー

    徳島県生まれ。大阪大学人間科学部卒業。2002年株式会社電通に入社し、マーケティング、イベント、PR、ビジネスプロデュースなどの領域を担当。2023年より電通総研。人間科学的アプローチから、主に「DEI」「学び」「地域」「人とテクノロジーの共生・協働」を研究する。現在、京都芸術大学大学院学際デザイン研究領域にて学び直しを実践中。