「働き方改革」や「健康経営」の一環として、様々な施策をオフィスに導入する企業が増加しています。生産性向上、コミュニケーション活性化に加え、「座りすぎ」解消をはじめとするワーカーの健康改善効果が期待されています。しかし、オフィス環境と従業員の行動の相関を定量的に計測する手法は確立されておらず、施策の効果が見えにくいという課題がありました。そこで、ABW(Activity Based Working:従業員がその時の仕事内容に適した場所や作業席を選択できる働き方)に着目し、オフィスリノベーションによる働き方改革が、社員の健康や行動に与える影響を明らかにする共同実証実験を実施。その成果は環境と公衆衛生分野の国際学術雑誌に論文掲載されました ※。定点カメラによる動画撮影と最新のディープラーニングを活用した画像解析技術を用いた実証実験について、software engineering psychologistの飯田倫崇氏に話を聞きました。
※Jindo, T.; Kai, Y.; Kitano, N.; Wakaba, K.; Makishima, M.; Takeda, K.; Iida, M.; Igarashi, K.; Arao, T. Impact of Activity-Based Working and Height-Adjustable Desks on Physical Activity, Sedentary Behavior, and Space Utilization among Office Workers: A Natural Experiment. Int. J. Environ. Res. Public Health 2020, 17, 236. https://www.mdpi.com/1660-4601/17/1/236
実証実験のフィールドは、オカムラさまの「KEN-CO LABO(健考ラボ)」。オフィスリノベーションは、従業員がその時の仕事内容に適した場所を選択して働くという新しい働き方のコンセプトABW(Activity Based Working)の考え方を取り入れました。ABWのコンセプトに基づき、リノベーション後は、様々な広さのオープンスペース設置やグループ単位で使える執務机配置などを設置しました。