人・社会・テクノロジーの未来を変える、はじまりの場

デザインはbetterな未来をつくる

―Future Impact Forumより―

デザインという言葉から連想するものは多岐にわたります。ポスターなどのグラフィック、衣服などのファッション、建築や空間などのまちづくり、社会で機能するしくみなど。今回のFuture Impact Forumでは、デザインとエンジニアリングの視点をもって活躍する吉本英樹先生(東京大学先端科学技術研究センター特任准教授)に、デザインがもつ力について語っていただきました。


私は航空宇宙工学を学んだ後、ロンドンにあるロイヤル・カレッジ・オブ・アート1という美術大学で博士号を取りました。理系の私がデザインを仕事にするなんてあまり想像していなかったのですが、現在は、大学の仕事と、ロンドンで設立したデザインスタジオの仕事を両輪としています。表現を重視した、よりコンセプチュアルなデザインが私の得意な領域になります。アーティストと呼んでいただくことも多いのですが、私自身は「根っからのデザイナーです」と言っています。

デザインとは何か。デザインを仕事にする私にとって、一番大切にしている行動原理は「デザインは動詞である」ということです。デザインという言葉は名詞のように扱われることもありますが、デザインは人の行動だと考えています。「もっともっと、よくする(To make it better and better)」ということになります。デザインをする対象をもっと“よく”するにはどうすればいいか、できるだけ先入観を取り払って、アイデアをずっと考えています。デザインは、何かをもっとよくする行動すべてという、とても広い概念ではないでしょうか。

私の仕事は造形のデザインというより、コンセプトや物語のデザインで、それが最終的にものになったり、空間になったりします。その具体的なエピソードとして、エルメスの仕事の話をしようと思います。実はエルメスとの出会いは学生時代にブース出展していたミラノサローネ※2で、その時、通りがかって声をかけてくれたのが現在エルメスで経営やクリエイティブディレクションに携わっている3人の方々でした。いきなりその翌週にエルメス本社のあるパリに行くことになるといった出会いから関係が始まり、これまでエルメスの仕事をいくつかやらせていただいています。

そのうちの一つ、2019年にスイスで開催された高級腕時計のフェアでは、二つの月をモチーフにした「ダブルムーン」と呼ばれていた腕時計がエルメスの主要な商品で、この時のエルメスのブースを演出する仕事をしました。商品説明のオリエンテーションを受けた時にひらめいたのは、遣唐留学生として唐に渡った阿倍仲麻呂※3が故郷を思って詠んだ歌です。月は一つであって、時間や空間の隔たりを超えて同じ月を見上げているからこそ、過去に思いをはせたり、誰かを思い出したりする。阿倍仲麻呂も、ナポレオンも、私たちも、同じ月を見上げてきたことをたたえて、月に対するたった一つの地球も大切にしようよ、というメッセージをこの腕時計から紡ぐことを提案しました。

すぐにそのコンセプトで進めることに決まったのですが、実際の表現をどうするか、普段の生活の中でずっと考え続け……、散歩している時にソーラーパネルを見て「これだ!」と思いました。ソーラーパネルは青く、太陽のエネルギーを電気に変換するから地球(Blue Planet)のメタファとして面白い。視覚的にもユニークさがある。そこで太陽電池で地球の立体作品をつくると決め、その地球儀を中心にいろいろな宇宙の物語を織り込むブースを演出しました。会場内には明るい面と暗い面があったので昼と夜の地球ができましたし、後日、ロンドンでおこなった私の個展に地球儀だけを切り出して借りた時には、私のつくった地球に本物の太陽が昼と夜をつくっているようになって、これは結構気に入っています(笑)。

太陽電池の地球儀、ロンドンの個展にて(吉本氏提供)
  • ※1イギリスにある公立美術系大学院大学。QS World University Rankings(by subjectアート&デザイン部門)で過去10年以上世界1位と評価され、デザイン・アート・エンジニアリングの領域で数多の芸術家や実務家を輩出している。
  • ※2毎年4月にイタリア・ミラノで開催される世界最大級の家具・インテリアの国際見本市。同期間にミラノ市内で開催されるさまざまなデザイン関係の展示も含めてミラノデザインウィークと呼ばれる。
  • ※3阿倍仲麻呂(698~770年):奈良時代の遣唐留学生。唐において諸官を歴任して高官に昇ったが、帰国を果たせずに唐で客死した。望郷の思いを詠んだ「天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも」が百人一首に選ばれている。

もともと私はエンジニアリングを基礎にしていることもあり、コンセプトや物語を表現する際に、比較的新しい機材・技術を使ったものづくりをしてきました。そんな私にとって大きな転機となったLEXUS DESIGN AWARD※4に関する取り組みをご紹介しましょう。

実は私は、2013年の第1回グランプリ受賞者なのです。2020年にアワードのトロフィーを刷新することになり、第1回グランプリの私に声をかけていただきました。レクサスという車はくびれ形のグリルが象徴的なので、そのくびれ形を取り入れた造形にしようと思い立ちました。さらにいえば、ダイヤの原石のような無名の若手デザイナーを発掘するのがこのアワードの趣旨なので、ただの四角柱を曲面で切ることによって意味をもった形状が生まれてくる、そこにブランド側の思いが詰まっていることを表現できると思いました。

問題は素材です。私にデザインをしてほしいと声をかけてくださった方々を驚かせることができる素材ってなんだろう、それをずっと考えていました。

そんな時に、たまたまロンドンで漆塗の職人さんに出会ったのです。秋田県の川連(かわつら)漆器※5の組合で当時理事長をしていた方がイギリスに来られていて、人からの紹介でお会いしました。私はそれまでいわゆる伝統工芸という世界に全く触れたことがなくて、漆器といえば百貨店で売られているお椀のイメージしかもっていませんでした。そこで、日本に帰国した際に、ちょっと行ってみようかなと思って秋田へ行ったら、そこには衝撃が待っていたのです。それまで最新テクノロジーを使った表現をして、ものをつくった気になっていたのですが、自分が生まれた国の、その足元に、こんなにも丁寧にものづくりをしている人たちがいたことに全く触れてこなかったと気づきました。そうすると、お椀を塗っている職人さんたちがまるで彫刻家みたいに見えてくるわけです。これはすごい世界を見てしまったと感じ入り、工芸の世界の魅力に引きこまれていきました。

トロフィーに用いた技法は、漆の「白檀塗(びゃくだんぬり)」です。まず、木でつくったボディ(木地)を銀箔などで覆い、その上から透き漆という透明感のある茶褐色の漆を塗ります。一般的な漆器の赤や黒は着色料が混ざっていますが、透き漆は樹液そのままの透明感を生かすので、漆の奥底に潜む銀の金属光沢がキラッと輝くのが特徴です。さらに、漆は紫外線との反応によって褐色がどんどん薄れて明るく変化していき、数年後にはオレンジゴールドのような輝きを帯びるようになっていきます。漆に関わる方はこれを劣化と表現しますが、私にとっては全く逆の発想で、きらめきが強まるのがとてもいいなと思います。アワードの受賞をきっかけにプロとしての道をスタートした人が、5年後、10年後、立派なデザイナーに成長していく傍らでトロフィーが輝きを増していく。それはアワードがもつ素晴らしい物語だと思い、職人さんの手作業による白檀塗のトロフィーが生まれました。

このように、ある種の受動的な契機をもとにして大きく物事が進むことも多くあります。工芸との出会いは大きな転機になり、私の活動のもう一つの柱として育っています。

吉本氏がデザインしたLEXUS DESIGN AWARDのトロフィー
  • ※4LEXUSによる次世代クリエイターの支援・育成を目的として2013年に始まった国際デザインコンペティション。2025年に名称を「Discover Together」と変更。
  • ※5秋田県湯沢市川連地区でつくられてきた約800年の歴史がある漆器。煙でいぶして乾燥させた木地を挽くこと、最終仕上げの上塗りが厚いことに特徴がある。

工芸の魅力に引き込まれた私はCraft×Tech(クラフトテック)※6というプロジェクトを立ち上げ、第1弾として東北の工芸とのコラボレーションから始めました。工芸に携わる職人の方と、現代的な技術を使ってものづくりをしている私たちのようなデザイナーやアーティストを掛け合わせて、斬新なものをつくるという仕掛けです。2024年に日本・スイス・イギリスで巡回展をしたところ、世界各地でとても高い評価をいただきました。現在は第2弾として東海地方の愛知県・岐阜県・三重県から6産地を取り上げたプロジェクトが進行中で、2026年5月末から6月上旬に東京でお披露目をします。

Craft×Tech第1弾 スイスのDesign Miami/Baselにて国外での初発表(吉本氏提供)

工芸という手仕事の世界に踏み込むことによって得るものがありました。この世界では過去につくられたとんでもないものに出会うことがあって、そういうものを見ていると「人間は進化したのか、それとも退化したのか」ということを考えてしまいます。頭脳的な情報処理能力は現代のほうがおそらく高いのではないかと思うのですが、その一方、身体的・感覚的な解像度を失ってきていないかという疑念をもっています。そのような時代に、工芸の現場に触れる機会があることに感謝しています。

日本の工芸は産業としての可能性、つまり伸びしろがあると思います。よく考えてみると、今「伝統的」といわれる技法や工芸品は、つくってきた本人たちが伝統を守ろうとか未来につなげようとか当時思っていたわけではなく、ただ明日の需要のために技術革新をしてきた、それが連綿とつながって今日に至っているものです。私の立ち上げたCraft×Techは「伝統を未来につなげること」を目的に斬新な作品をつくろうとしました。しかし「ただ美しいものをつくること」を目的に現代的な技術を使い、その結果として未来につながっていく。そういった評価を、未来に生きる人から受けるという順番なのかなと思うようになりました。美意識という非常に緩やかに変化する価値観を受け継ぎながら、その時代における技術・技法を使って魅力的なものをつくるという純粋にクリエイティブな活動が伝統を未来につなげることになるのではないでしょうか。伝統を保存するにはルール・法律の力も大事なのだけれど、実生活の中に生きている美意識をもって伝統を更新し続ける現場のクリエイティブな力も大事で、それらのバランスがとても重要だと考えています。

  • ※6日本の工芸に宿る感性とそれに向き合う思考と手の力の本質を問い直す、実験的かつ芸術的なプロジェクト。(https://craft-x-tech.com/ja/

工芸もデザインの仕事もする中で、私が特に意識しているのはこれからのデザインの役割です。ロンドンでデザインを学び始めた最初の1年半は、工学部でのエンジニアリングと美大でのデザインの考え方のギャップが大きくて本当になじめず、退学も考えるほどでした。エンジニアリングは設定したゴールを実現するための道筋を描きますが、デザインは自由度が高く、最初にゴールを設定してしまうとその時点で範囲を固定してしまうことになります。デザインを学ぶ中で、他にもっと面白いもの・すごいものがある可能性をもっと探索しなさいとひたすら言われました。既成概念を外していき、「昨日まで誰も話さなかった話を今日できるようになる」ことがデザイン思考のポイントなのかなと思います。

最後に、これから私がやりたいと考えていることをお話しします。私のデザインスタジオの名前“Tangent”は「接線」という意味で、当初はクライアントや技術や社会に寄り添うような、柔らかい優しめのデザインをしたいという気持ちでつけた名前だったのですが、最近は「共通接線」を頻繁に考えるようになりました。全く異なる二つの領域を示す円があるときに、お互いに関係がなく、つながることもないと思っている場合でも、その円の外にいる立場の視点からは、思いのほか二つの円がいい感じにつながりそうだなと見えることがあります。それはまさに、二つの領域に「共通接線」を引くという行為です。

網羅的・探索的にアイデア出しをしていると、ふとした瞬間に、普段はみんな考えていない目線が見えてくることがあって、とても控えめな線を引くだけで、今まで全く関連していなかった二つの円が間接的にじんわりつながって、何かが生まれます。接線は少しぶれるだけで円から離れてしまったり円を突き刺したりしてしまいますが、絶妙な接線にはいい緊張感があって、よりよい緊張感の中でお互いへのリスペクトを高くもてる関係性で一緒にものづくりができる、そのようなコミュニケーションのデザインでもあると思います。私は資本力も大きな組織ももっていませんが、デザインという視点のもち方とベクトルが、何か新しいものをつくるときの考え方の土台になると考えています。

デザイナーの仕事は何が専門なのかよくわからないところがありますが、だからこそ面白い。外の立場から期待を超える仕事をし、共通接線を引くことで新たな領域や未来をつくっていく。Make it better and betterができる仕事だと考えています。

Text by Mayumi Nakagawa
Photographs by Masaharu Hatta

かつて、いくつかの目立った商品に関して、日本製が、世界市場を席巻していた。例えば、世界中のどこのホテルに行っても、液晶テレビは日本のメーカーのものだった。今でも、いくつかの部門に関しては、日本のメーカーの製品が、大きな世界シェアをもってはいる。とはいえ、何でもかんでも日本製品が圧倒している、という状況ではない。

だが、かつてのように世界中に日本製があふれる日を夢見ても、もう二度とそんなときは来ないだろう。工業製品に関する、どんな技術的なイノベーションもすぐに追いつかれ、追い抜かれるからである(ただし、当たり前のことだが、最先端のテクノロジーをもち続けること、後れをとらないことは、企業にとって、文字通り死活的に重要である)。

では、日本にはもはや「売り」とする長所はないのか? そうではない。「売り」となるものはある。その(もっとも有力な)一つは、日本文化の伝統に根ざした美意識、美的センスである。

Future Impact Forumの第9回に吉本英樹さんをお招きしたのは、吉本さんがデザイナーとして、日本の伝統的な工芸において継承されてきた美と最先端のテクノロジーを統合する、優れた仕事をされているからである。吉本さん自身の言葉を使えば、テクノロジーと日本的美とをつなぐ共通接線を見つけること、これが吉本さんの現在の仕事の核になるモチーフだ。

吉本さんは、Craft×Techというプロジェクトを推進している。これは、伝統的な工芸に携わる職人と協力し、そして先端的な技術をも駆使しながら、斬新で美しいものをつくっていこう、というプロジェクトである。第1弾の東北の工芸とのコラボレーションの成果は、世界各地の巡回展で発表され、高い評価を得てきたとのことだ。現在は、東海地方の職人とのコラボレーションが第2弾として進められており、その成果は近く公開予定。

講演によれば、吉本さんが日本の伝統工芸に出会ったのは、LEXUS DESIGN AWARDのトロフィーを制作したときだという。素材をどうしようかと悩んでいたとき、たまたま――何とロンドンで――秋田県の川連漆器の職人と知り合った。帰国後、実際に秋田に足を運び、漆に衝撃を受けたとのことだ。トロフィーには、漆の「白檀塗」という技法を用いたという。これをきっかけとして、吉本さんは伝統工芸と先端テクノロジーとを結びつけるデザインに積極的に取り組むようになる。

ただ、お話を聞いていて、吉本さんには、それ以前から、半ば無意識のうちに日本の伝統的な美の世界に回帰しようとする志向があったのかもしれない、とも感じた。エルメスから依頼された仕事で、百人一首に収められた阿倍仲麻呂の歌をモチーフにしたものをつくろうなどという発想が出てきたのは、そのためではなかろうか。モチーフになっているのは、異国(唐)にいた仲麻呂の、望郷の思いを詠んだ歌である。講演後の討論の中では、谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』を、若い頃から繰り返し読み、そこから刺激を受けてきた、ということも語られた。

ともあれ、吉本さんは、今では、自覚的に、日本各地の職人に積極的にアプローチし、一緒に新しいものをつくっている。このプロジェクトに、私は、以下に述べるような特別な意義を感じる。

日本の伝統からくる美的センスは、日本にとって大きな「売り」になる、と先ほど述べた。しかし、ただ古来の職人芸や伝統芸能を保護する、維持するという態度で臨んでいれば――もちろんそういう活動も重要ではあるが――、日本人の中に沈殿してきた美意識は少しずつ劣化するだろう。なぜか? 伝統の工芸や美の世界は、現代の日本人の生活や感受性と必ずしも適合してはいないからだ。日本の伝統の美の多くは、近代化・現代化を経て生活様式をすっかり変えた今の日本人にとっては、縁遠いものになりつつある。工芸や芸能を文化財のようにそのまま保存するだけでは、「われわれのもの」とは感じられなくなるのだ。

ではどうすればよいのか? このとき、先端的なテクノロジーとの融合が意味をもつ。伝統の美は、先端的なテクノロジーと結びつくことで、われわれの現在の感受性にとっても魅力的なものになったとき、劣化することなく維持される。いや、いっそう洗練されるだろう。伝統的な美意識を存続させる唯一の方法は、それを未来に向けて不断に刷新することだ。伝統の保持と未来に向けてのイノベーション――正反対を向いているように見える両者が合致する。

伝統的な美意識を捨てて海外(欧米)をマネするだけだと、日本人はいつまでもフォロワーにとどまるだろう。しかし伝統に回帰し、それを純粋に保存するだけでも、伝統の美は、疎遠なものになる。

だから、吉本さんのような人が、たくさん出てきてほしい。しかも今すぐに、である。さもないと、伝統的な美意識の劣化が取り返しのつかないほどに進んでしまうからだ。われわれは、伝統の美を現代的に蘇生させるデザイナーやアーティストが次々と出てくることができるように、さまざまな仕方で支援する必要がある。教育の体制を整えること、資金的に援助すること、そしてもちろん多くの仕事のチャンスを与えること、等々。 吉本さんのような才能が出てきている今なら、まだ間に合う。しかし、何もせずにただ待っていた場合には、そんな才能はどこからも出てこない、という時代になるだろう。

バックナンバー

  1. グローバル文明の没落と日本 | 佐伯啓思氏
  2. 人工生命から人間を考える | 池上高志氏
  3. AI時代を生き抜く人間の思考 | 今井むつみ氏
  4. アメリカとは何か? 〜社会的分断のポリティクス〜 | 貴堂嘉之氏
  5. 脳の本質からAI設計の新しい方向を考える | 乾敏郎氏
  6. 国のこわれ方 ~一つのケース・スタディとしての9世紀~ | 片山杜秀氏
  7. 国際量子科学技術年に考える量子パラダイムへの展望 | 藤井啓祐氏
  8. 暴れる気候と暴れない気候|中川毅氏
  9. デザインはbetterな未来をつくる|吉本英樹氏

プロフィール

吉本 英樹

よしもと・ひでき

デザイナー、クリエイティブディレクター 東京大学先端科学技術研究センター特任准教授

2010年東京大学大学院航空宇宙工学専攻修士課程、2016年イギリスRoyal College of Artデザイン工学専攻博士課程を修了。2015年ロンドンにてTangentを設立。2020年東京大学先端科学技術研究センターにて先端アートデザイン分野を共同設立し、ロンドンと東京を拠点にさらに活動の幅を広げる。デザインとエンジニアリングの両視点から多様なプロジェクトをリードし、世界的なラグジュアリーブランドへのコンセプト提供から、テクノロジーを起点とした新規事業開発、まちづくりまで、領域を横断した活動を展開。

大澤 真幸

おおさわ・まさち

1958年長野県松本市生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。社会学博士。千葉大学文学部助教授、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を歴任。 個人思想誌『THINKING「O」』主宰。現在、『群像』(講談社)誌上で評論『〈世界史〉の哲学』を連載中。著書に『〈世界史〉の哲学 現代篇2 アメリカというなぞ』(2025年、講談社)ほか多数。

中川 真由美

なかがわ・まゆみ

主任研究員/チーフプロデューサー

徳島県生まれ。大阪大学人間科学部卒業。2002年株式会社電通に入社し、マーケティング、イベント、PR、ビジネスプロデュースなどの領域を担当。2023年より電通総研。人間科学的アプローチから、主に「DEI」「学び」「人とテクノロジーの共生」を研究する。現在、京都芸術大学大学院学際デザイン研究領域にて学び直しを実践中。